中部の試合もABEMAが配信 矢吹正道次戦28日、興行丸ごとライブで





少し前に矢吹正道のTwitterでも表記されていましたが、記事が出たので改めて。
28日、名古屋の白鳥、と我々は略して言いますが、名古屋国際会議場で行われる、矢吹正道vsロナルド・チャコン戦が、三重テレビのメインのみ生中継と平行して、アンダーカードから全試合、ABEMAのボクシングチャンネルにてライブ配信されるとのことです。


かつて名古屋の試合も頻繁に見に行った頃からすれば、本当に隔世の感ありです。
当時、中部には好選手目白押し、地域自体の景気も良く、中央に負けない注目カードもけっこう組まれていて、これは見とかな、と思うことが何度もありましたが、映像に関してはTV放送がほぼ全て地域限定で、しかも大抵深夜録画。
それを思えば、何と有り難いことか、と思うのみですね。



さて、矢吹正道の動勢については複数の記事が出ています。
試合10日前に上京してのスパーリングとは異例ですが、結果的にメディア露出も兼ねていますし、東京、名古屋間の移動も昔日ほどの負担では無い、と言えば言えるでしょうし、良かったんではないでしょうか。
かつて対戦した大保龍斗とのスパー、好調だったようですね。


今後についてはIBF王座挑戦へ、というのとは別に、本人のコメントとしてはフライ級も視野に入れているとのこと。
フライ級で世界戦のオファーがあったということですが、WBAダラキアン、WBCマルチネス、IBFエドワーズ、「先方の勝手」なオファーなら、いずれもありそうな感じです。
短い調整で勝てるような相手は当然見当たらず、断ったのは正解でしょう。

国内では、かつて敗れた日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟がいますが、こちらは王座を返上し、来月にはG+放送(録画ですが)のダイナミックグローブに出場する、ということで、こちらはWBOルートでの世界路線に進む模様。
どうやら、矢吹とは別の道を歩むことになりそうです。
この辺りとの絡みもあってほしかったですが、色々とありますね。


何しろ矢吹の体格を見れば、ライトフライ級の調整は厳しいだろうなあと、誰もが同じ事を思うはずです。
元々フライ級の選手だったし、先のタノンサック戦でも、万全の状態とはいかなかったらしいですし。
転級は現実的に考えねばならない話でしょう。
今回の試合はIBFイリミネーションのようで(別に「指名挑戦者決定戦」が組まれてもいるらしいですが)、キャッチウェイトでやるわけにはいかないでしょうから、そこは心配なポイントですね。