2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

130ポンド級世界戦二本立ての贅沢と幸福 内山、三浦、夢の競演

統括団体が複数あっても、王者は基本的にひとりに収斂され、又は統一戦が常識で、 ジュニアやスーパー階級が存在しなかった頃からボクシングを見る人たちにさえ、 「このふたつの階級だけは、認めざるを得ない。それほど世界的に選手層が厚い」と 例外的に認…

挑戦者への奇妙な期待と、不安と懐疑 フェリックス・アルバラードは井岡一翔にどこまで迫る?

WBAライトフライ級モラトリアム王者、としか表現しようのない境遇に身をやつしている 井岡一翔の試合が、三年連続で大晦日に行われます。 最近、この試合のプレビューを兼ねたドキュメント番組やニュース映像をいくつか見ましたが、 実に格好良い作りの映…

趨勢の変化を見る?/メジャー挑戦なるか/村役場の責任/下田昭文の夢、再び

大晦日、東西三大世界戦、いよいよ迫ってきました。 何も師走の忙しいときに、まして大晦日になぞ、と思わなくもないですが、 紅白やダウンタウンに勝てないまでも、そこそこの数字を、というTV局の需要が 世に言う「格闘技」でなく、ボクシングに向いてい…

試行錯誤か欠陥か?疑問多き前半、立て直した後半 村田諒太、二戦目は最終回TKO勝利

実は私、デビュー戦がこういう試合になるかも、と思っていたのです。 それがああいう快勝で、そのせいで見えなかったもの、見ておかねばならなかったものが この試合でかなり見えた、という感想でした。 今更ながら、自分の見る目のなさに嫌気がさしますが。…

元日本1位、北村雅英氏 統一戦「負けても防衛」を批判

村田の試合についてはまた後日としまして、 土曜日に関西ローカルで放送あった「せやねん」を紹介しておきます。 長谷川穂積を早くから取り上げ、前所属ジムの「名誉会長」でもあったことから 長谷川の試合のセコンドに加わっていたり、 西岡の海外遠征や、…

メディアは何故、この快勝を無視する? 岩佐亮佑、椎野大輝を5回KO

今回、上京しての観戦を決めたのは、この一戦が見たかったから、 というのが大きな理由のひとつでした。 あの山中慎介戦を含め、数々の試合で見せた、柔軟な攻防の冴えが 目に焼き付いて離れない、若き逸材、岩佐亮佑。 不利な展開の中でも、剛胆なカウンタ…

全部良い、全部強い まるで小型ゴロフキン 井上尚弥、完勝でOPBF奪取

ヘルソン・マンシオは、こんなに一方的に負ける選手ではない、と思っていました。 しかし立ち上がり、マンシオがほんの僅かに右のグローブの位置を間違えた その隙間に井上尚弥の左拳が小さく突き刺さり、試合はそれ以降、 井上のクッキングタイムと化しまし…

王座の価値を高める難敵撃退 八重樫東、強豪ソーサを退けた!

ということで、今日は(もう昨日ですか)両国国技館で観戦してきました。 見どころ満載の興行で、どのカードも充実した試合ばかり、 満足度の極めて高い観戦となりました。 ゴールデンタイムで、延長放送枠もたっぷり取ったディレイ中継は、 かつてフジテレ…

金曜日は両国です/負けても防衛/動画紹介

この金曜日はまたしても上京して、両国にお邪魔します。 直に村田諒太を見たいし、八重樫vsソーサも当然。 あと、フジテレビが椎野vs岩佐を後日フルラウンド放送してくれるか、ちと怪しい。 そして名古屋のドリームボーイ田中恒成のライバル、井上弟も見…

苦難を乗り越え、さらに巧く、逞しく 高山勝成、帰国初戦に完勝

今日は会場には行かず、TVで観戦しました。理由はお察しのとおりです。 TVで、しかも地上波で、フルに高山の試合をやってくれるとは思っていなかったので、 ちょっと嬉しい驚きでした。 総じて、高山の技巧が冴え渡った12ラウンズだったと思います。 …