王者対決、初8回戦、ブランク明け「再起」への決意 明日U-NEXT配信

 

 


そんなことで明日はU-NEXTダイナミックグローブ、波田大和vs奈良井翼の王者対決。
波田、奈良井に加え、アンダーに出る赤井英五郎、そしてひさびさに名前を見る梶颯の計量後コメントが読める、ダイナミックグローブ公式のX投稿がこちら。

 

 

 

波田、奈良井の試合には、奈良井の日本タイトルは賭けられておらず、OPBFタイトルのみの試合になるとのこと。
このパターンで、日本王者の方がタイトル賭けないと、試合報酬がけっこう違う、という話を聞いたことがありますが、今はどうなんでしょうかね。
本来、OPBF、つまり「東洋」王者が、明確に日本王者よりもグレードの高い試合をしていた時代なら、明確に受ける側がどちら、挑む側はこちら、とはっきりしていて、挑戦者が日本王座を持っていようが、いまいが、関係なかったんでしょうが...今となってはその辺はもう、見るこちらがそれぞれ判断するしかないですね。

それはさておき、天性の強打、波田か。波はあるが異様に勝負強い、奈良井か。これはホントに楽しみですね。



赤井英五郎については、A級昇格初戦、ということになります。
相手は二試合続けて、韓国の選手。昔日なら知らず、今のところ、中国人ファイターの方が、平均的に強い選手が来る可能性が高く、それを避けてのマッチメイク、と見えます。実際、中国人とは一度対戦して敗れていますし。
防御が甘く、耐性もそこそこ、という相手なら、これまでの感じでも倒して勝つのでしょうが...変わらず心配なところです。



さて、2年7ヶ月ぶりと知って、もうそんなになるかと驚いた、梶颯の「再起」戦。
ブランクを作った事情、内実についても触れていますが、ボクサーというものが、我々が試合で見る以外のところで、様々に傷を負い、苦しんでいるという、内心想像するしかない現実をひとつ、知らされました。
治療法や手術や、というのでなく、時間がかかり、それでいて身体を動かすことを制限され、という時間は、それこそ劇的なドラマとして語られる拳の骨折等々とは、また違った苦しみなのでしょうね。    

 

新人王戦の頃から、はっきり他とは存在感が違った強打のホープ、梶颯は、多くのファンの耳目を集める存在でした。
ルーキーとしては抜きん出て強く、しかしボクシング経験は短く、習熟はこれから、という段で、強打を恐れられてか、良い段階を踏むマッチメイクが出来ず苦しんだ末、タイトルマッチで強いところを見せつつ連敗、というキャリアでここまで来ました。
明日はメインのタイトルマッチももちろんですが、梶颯の試合もまた、目を離せないものになりそうです。

 

 

混乱の終わり、とは言えないが ジェシー・ロドリゲス、スーパー昇格決定

 

 

さて、7月はU-NEXTのライブ配信が三つ。ありがたいことです。
他の配信と比べ、少し料金高めのU-NEXTですが、ポイント還元どうこうというのは抜きに、これだけで充分、元が取れると思う次第です。

 

 

明後日、土曜日に迫った130ポンド王者対決から触れるべきなんですが、やっぱり色々とややこしく、問題が残ったままの、20日両国興行のメイン、WBAバンタム級タイトルマッチの承認問題が一歩前進。
WBAバンタム級王者ジェシー・ロドリゲスが、スーパーチャンピオンに昇格。
これにより、増田陸vs比嘉大吾戦は、正規王座決定戦として承認される見込み、とのことです。

 


先日から何度か取り上げた話題ですが、ことの発端はロドリゲス、及びマッチルームによる「割り込み」と、それを容認した御用聞きボクシングマフィア、WBAです。
WBAがロドリゲスの挑戦希望を却下して、バルガスと増田の対戦を指示していれば、そもそも何も無い話です。
しかるに、こういう横車を容認し、挙げ句に増田、比嘉戦の認可は渋る。何を格好つけとるんじゃおどれは、と巻き舌で詰ってやりたくなりますね。あ、いかんいかん。関西人の悪いトコが出ました...。

 


それはともかく、とりあえず、増田比嘉戦を世界戦として挙行せねばならない帝拳としては、7月20日という日程も、本来余裕を持った設定だったはずですが、苦しいこととなっていたわけで、ひとまずホッとしたことでしょう。
もちろん、根本的に何の解決にもなっていませんし、我々ファンは、こういうのは本当に勘弁してほしい、と思うばかりです。
しかし、今回の諸事情と、世界的なボクシング「業界」の不見識、ご都合主義が行き着いた先の荒廃を改めて思うに、こればかりは...と思う気持ちでもありますね。

 


しかし、試合の題目、看板はともかくも、増田陸と比嘉大吾の対戦は、「それだけ」で充分、興味を引く「見もの」な試合であり、好カードです。
また、この勝者が、先日スパーを開始したという元々の王者、堤聖也に「挑戦」する、という意味で見れば良い。そういう試合です。
色々と、こちらの気持ちを整理しないとならない、という「余計」はあるにせよ...。

 

 

 

WOWOWデフォルト民なのでこれはすんなり また変なベルト付与?

 

 

そんなことで7月ですが、世間ではW杯一色?ですかね。
少し前まではボクシングがドーム決戦で世間の話題を集めていましたが、やっぱり規模が違います。

今回のW杯は三カ国共催ということで、優遇せなならん国がみっつあって、そのしわ寄せが大きくなってしまい、トーナメントの山を見ると、酷い偏りがあります。往年の某キック系格闘技の中量級大会も真っ青(笑)。
日本も、ブラジル戦のハイライトを見ると、この試合が一回戦で回ってくるのはきついなあと思った次第です。残念でした。

まあ、MotoGPの小椋藍初優勝は、私にとって充分「勝利」ですので、個人的には、非常に機嫌の良い状態ではあるんですが。

 


そんなことでボクシングに戻りますが、7月はU-NEXT三興行が何と言っても注目。
そして、その前に、WOWOWオンデマンドにて、5日の日曜、ライブ配信があります。

 

 

この興行、少し前に話題になっていましたが、TNT(ワーナーブラザーズ参加のケーブルTV大手。ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とDAZNがタッグを組んで、TV放送とネット配信のどちらでも見られるボクシングイベントを立ち上げた、その第一弾ということです。
このX投稿にもあるとおり、今回はトップランクの興行を、DAZNのみならず、数多くの媒体で見られるようになっています。
昔日のケーブルTV全盛、PPVによる莫大な売り上げが過去になり、ボクシング界も色々と、試行錯誤のさなか、なのかもしれませんね。

 


カードとしては、やっぱりライト級が大きく取り上げられるんだなあ、という印象。
アブドゥラー・メイソンは、堂々たるメインイベンターの扱いです。
相手がウェールズの星ジョー・コルディナから、地味ながら実力派のアルバート・ベルに変わりましたが、スター候補の輝きを見せられるか。
勝ち負けもそうですが、その辺がちょっと難しくなったんではないか、という気がします。

 


フェザー級のWBC王者ブルース・カーリントンは、ご多分に漏れず井上尚弥戦のビッグマネーファイトを希望していますが、そろそろチャンピオン同士の対決とか、一段上の試合をひとつ、やってほしいところですね。
正直、そういうの何もなしで、やりたいやりたい言われてもなあ、と。これは他のフェザー級王者にも思うことですが。


で、何故か知りませんが、カーリントンの試合に、こんなベルトが与えられるのだとか。

 

 

合衆国の建国250周年を記念して、独立記念日に闘うチャンピオンに、ということらしいです。
まあ、色々思いつくものですね。
しかし、挑戦者のメキシカン、レネ・パラシオスが勝ったら、どうするつもりなんでしょう...。

 


ということで、DAZNのPPVどうしよか、と悩むのと違い、「WOWOWデフォルト民」である私は、これについてはすんなり見られます。
しかし、私のような者は、もう古い人間で、今のボクシングファンの皆様は、海外ボクシングと言えばもう、DAZNがデフォルトで、WOWOWはたまに加入、という、逆の割り振りになっているんでしょうね。

 

時代というのは、否応なしに変わるもの、です。そして、繰り返すものです。
「WOWOW以前」のTV東京海外ボクシングも、こと首都圏に在住していれば、けっこうな充実度だったわけで、言えば、それが全部、WOWOWに「奪われた」わけですからね...。

 

 

YouTube配信色々 バレンズエラ雪辱 この後大橋ジム興行配信あり

 

祝!小椋藍、MotoGPクラス初優勝!
というのは関係ないですが、おめでたいなあ、ということで。

 

ということで昨日はDAZNのPPVを見送ったせいで、凄い試合をひとつ見逃しましたが、まあ後日しっかり見るとして。
その代わりというと何ですが、木村蓮太朗準決勝進出を始め、YouTubeで色々見られましたし、今日もまた、このあとすぐ配信あり、です。


まず、何かと季歩褒貶かまびすしいZuffaは、第8弾興行。
けっこう良いカードが組まれていて、メインはエドウィン・デ・ロス・サントスvsホセ・バレンズエラの再戦。

 

 


アンダーにもオマール・トリニダードvsジェルウィン・アンカハスなど、知った名前が色々出てきますが、なんといってもメイン。
一時、WBAの140ポンド級王座にあったバレンズエラが、一度負けた相手、サントスとライト級で再戦するという一戦でしたが、やはりこのクラスがベストなのか、右フックの切れ、威力は出色でした。
まだメインだけしかチェック出来ていませんが、2回、強烈決着。これだけで充分見応えアリ、でした。

 


さて、昨日のジャロン・エニスvsザンダー・ザヤス戦も強烈な試合だったようですが、YouTubeではアンダーカード三試合が配信されていました。
お馴染みファンミタ・ロペスがまたも早いKOをした試合も入っています。

 

 

 


で、もう配信始まっていますかね、今日は大橋ジムのYouTubeチャンネル。
THE BATTLEという興行の第二弾。

 

 

 

Leminoプレミアムの枠では収まりきらない若手選手の試合、という位置付けの興行ということでしょうか。
他ジムのメインイベンタークラスや、新人王組なども出るなかなかの興行です。
こういうのも、普通にライブで見られるんですから、凄い時代になったものですね。

ちなみに解説は堤聖也です。赤平大アナウンサーの実況も。なかなか豪華です。

 

 

 

健闘の芽を摘む 木村蓮太朗TKO勝ち、渡邊海と健闘誓う

 

 

そんなことで今日はDAZNのPPVに背を向けて、午後から静岡の試合、YouTubeで見ておりました。


メインの木村蓮太朗は、安村綺麗を初回に左でダウン。
まずは好スタートでしたが、安村が危険なタイミングで打ち、変則的な動きを見せる。
その様子を見てとったか、木村は追撃を急かず、小さいパンチをこつこつ当てていく闘い方に。

 

木村が、安村という相手を軽視して、言葉は悪いですが「エエ格好」をしたがっていたら、安村にもチャンスがあったかもですが、安村が時折見せる右、ボディ攻撃なども奏功せず、木村が着実にダメージを与えていく展開。
5回、好打の後グローブをついた安村にダウンの宣告。安村、不満そうでしたが、打たれたダメージ故に、という裁定は妥当なもの。
追撃も、痛烈なフィニッシュ、劣勢というではない、早めのものでしたが、そこまでの「こつこつ」の積み重ねをレフェリーが見た、ということでしょう。


単にストップしたから、クリアに勝ったから、だけでなく、好スタートの後も慎重に構え直せたのが良かった。
木村の闘い方にもう少し甘さがあれば、安岡の健闘がもっと続いたかもしれませんが、木村はその「芽」を丁寧に摘むような試合ぶり、でした。
思えば、先の渡邊海の試合ぶりにも似たところはあって、トーナメント故に、次戦を考えてのこと、だったかもしれません。


試合後はその渡邊海が来場していて、試合後はリングイン。リングアナがフェイスオフを促すも、ほどほどに。
互いに爽やかに、しかし決意を込めた言葉を交わしていました。その辺はYouTubeでも見られますので、試合と共に、是非。

 

 

事実上の引退表明? ウシクが3大王座返上、引退試合へ

 

 

WBO王座を返上しているので、完全統一の状態ではなくなりましたが、事実上「世界ヘビー級チャンピオン」と称すべきオレクサンドル・ウシクが、WBA、WBC、IBF王座を返上したとのことです。

 

 

WBC暫定王者アギット・カバエル戦、或いは先に対戦したキック王者リコ・バーホーベンとの再戦、それともいくつかのタイトルを放棄して、一足飛びにモーゼス・イタウマとの対戦も...?と、今後について色々想像していましたが、本人自ら「王者であることを辞める」選択をしました。

 


本人はそれこそ、ルイ・アームストロングのノリで?空の青さを語りつつ、ベルト返上のコメントをSNSに投稿しています。
しかし、本人がどう取り繕おうと、要は「もう、王者として闘えない」という意志表明ですから、最有力挑戦者たるカバエルや、新鋭イタウマよりも、自身を下に置く行為、と見做すべきでしょう。
また、そうでないと話の筋が通りません。かつて自らが手にした栄光は、闘って勝利しない限り、手に入らないものであり、だからこそ価値があるのですから。


とりあえず、今後は実入りの良い「引退試合」を闘って、それで幕引きとなる...今のところ、そういう算段なのでしょうね。
言えばフロイド・メイウェザーが最後に、ライバルの誰と再戦したり、ということもなく、アンドレ・ベルトと闘って引退したのと、同じような試合がひとつ行われるらしい、ということでしょう。
クルーザー、ヘビーと、重い方からふたつの階級で、4団体統一を成し遂げたウクライナの英雄、ウシクですから、このくらいのことで、いちいち腹を立てたりすることもありません。
キックボクサーと闘うというのは、ちょっとすっぽ抜けかなーと思わなくもなかったですが、最後にもう一つ、おまけがつくくらいなら、まあ、見過ごせる範囲内、ですね。


この返上を受けて、統括団体のうち、WBCはスライマンのせがれが、SNSで王座返上を知らされるとは、何という時代だ、と嘆き、批判しています。
しかしまあ、ウシクの側にしてみれば、統括団体というにはいい加減で、擦り寄ってくるのに応じて親しくすれば便宜は図ってくれるが、そうでなければ何かとややこしい、というボクシングの統括団体など、そもそも尊重するほどの価値があるのか、というところではないでしょうか。
メキシコやヒスパニックのアミーゴ文化圏とは程遠い情緒の持ち主、それがウシクでしょうしね。

スライマンからしたら、せっかくバーホーベン戦でも便宜を図り、(変な)ベルトも作って上げたのに...てなところなんでしょうけど、それはアンタの勝手や、と言われたようなもの...でしょうか。だったら痛快ですけど(笑)。

 

そんな余計はさておいて、ウシクの母国ウクライナは相変わらず、危機が続いていますが、戦争の終結と、ウシクの今後に幸あらんことを、と願うばかりです。
上でも少し触れましたが、とうとう、ホンマに切羽詰まって偉いことになっている、と報じられている「お金さん」みたいなことには、どうかならんように気をつけて...。

 

 

残りの準々決勝一試合、28日静岡で 木村蓮太朗、渡邊海戦に進めるか

 

 

ということでエニス、ザヤス戦は後日観賞となりましたが、日曜日は国内のカードを楽しく見ようと思います。
静岡のふじさんメッセにて、Leminoで配信されることもある「ふじのくに」ボクシング開催。

 


賞金1千万スーパーフェザー級トーナメントのうち、準々決勝残り一試合がメインイベントとなる興行です。
優勝候補筆頭、サウスポーの木村蓮太朗と、砂川隆祐の出場辞退によりリザーブから昇格した安村綺麗が対戦します。

安村の試合は、新人王の西軍代表決定戦と、全日本決勝の二試合しか見たことがなく、その時はスーパーバンタム級でした。
柔軟な動きから、切れのある右クロス、左フック合わせなど、攻撃には目を引くものあり。
しかし、相手をジャブで崩さず、距離を「作る」手間を省いて、相手にとっても良い間合いで打ち込もうとするので、逆に相打ち気味の危ないタイミングで好打されることも再々。
新人らしいといえばそうですが、危なっかしい選手やなーと思った記憶があります。

また、その後スーパーフェザーに上げて、千里馬神戸の岸田聖羅に2-0判定勝ちしたのが直近の試合ですが、これが24年12月。
一年半ほどのブランクがあります。
安村も、トーナメント参加で意気込んでいることでしょうが、普通に見たら、木村の有利予想が大半ではありましょう。
木村が勝てば準決勝で、渡邊海との好カードが実現します。これに安村が待ったをかけられるか。

 


配信は日曜、午後1時からYouTube。こちらで見られます。
全部で8試合ありますんで、メインは夕刻でしょうね。