カネロ、クロフォードの感想書こうと思っていたところに、昨日、Xで突然の発表ありまして、こちらを先に。
12月27日、サウジアラビアはリヤド、モハメド・アブド・アリーナにて、“The Ring V: Night of the Samurai”が行われる。
サウジアラビア娯楽庁長官、トルキ・アルシャイフの投稿です。日本語にしてあるところが憎い(笑)。
ポスタービジュアルには、メインカードのみならず、アンダーカードも選手イラスト付きではっきりと記載があって、え?と思うようなものもあり、ちょっと驚いたりも。
侍の夜がやって来る… 日本が世界に挑む 🇯🇵
— TURKI ALALSHIKH (@Turki_alalshikh) 2025年9月18日
リングV:侍の夜
井上尚弥 vs アラン・ピカソ ⚔️
日本最高のボクサーたちが一堂に会する一日。
史上最高の日本カードと称される豪華イベント🔥
これまで一度も同じカードで集結したことのない、史上最強の日本ボクシングの夜。… pic.twitter.com/nbfwgCjYgf
リング誌の方も同様の投稿をしていますが、全カードは以下の通り。
井上尚弥vsアラン・ピカソ 世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
中谷潤人vsセバスチャン・ヘルナンデス(Sバンタム級WBC8位、IBF12位、WBO10位 メキシコ)
ウィリバルド・ガルシアvs寺地拳四朗 IBFスーパーフライ級タイトルマッチ
今永虎雅vsアルマンド・マルティネス(ライト級WBA3位、WBC13位 キューバ)
堤麗斗vsレオバルド・キンタナ
堤駿斗vsジェームズ・ディケンズ(WBAスーパーフェザー級暫定王者 イギリス)
世界ランクはボクシングビートに掲載されていたものです。
これから、まだ追加があったりするのかもしれませんが...いや、これ以上はさすがにボリューム過多だなあ、と思いますけども。
メインカードは、5月ベガスで有力視されていたカードが、なんやかやあってこちらに回った、という形。
セミはちょっと意外。井上尚弥戦の健闘で評価を上げたラモン・カルデナスは、他の試合のオファーを選んだ、という話を聞きました。
そんなに良い話が他にあったのかなあ、と首を捻りますが。
セミセミ、でいいんですかね、拳四朗が再起戦即、スーパーフライ級に転じて世界戦というのは...可能性としてはあるのだろうが、いざ本当に、となると、ちょっと心配です。
体格差なくば、比べるのもどうかというくらい「質」の差がありますが、はてさて、です。
名古屋で日本チャンピオンになった今永虎雅、次は世界ランカーとのチャレンジマッチ。16勝15KO、30歳のキューバ人。アマチュア長めのキャリアでしょうか。
映像は短いものばかりですが、バネがあって当て勘良さそうな感じ。雑にも見えるが、パワーはけっこうありそう。はてさて。
堤麗斗はデビュー4戦目。相手どうこうという段階ではないか。
兄の堤駿斗、暫定王者ディケンズが正規昇格すれば、JBCも認めるタイトルマッチに挑めるのでしょうが、その辺はよくわかりません。ラモント・ローチの動向次第?
それにしてもサウジのマネーパワーというのは凄いものです。
日本国内では交わることのないプロモーション、系列の選手であろうと、平気で同じリングに上げてしまいますね。
まあ、フランク・ウォーレンとエディ・ハーンが「手を組まされた」くらいですから、それに比べたら何ということもない話、なのでしょうが。
こういうの、普通に日本開催でやってもらえんのかね、と思いますが。サウジである必要は、もちろん先方にはおありなんでしょうけども。
しかし今の日本から、大勢サウジに観戦旅行者が訪れるという想像もし難いですし...。
気になっていた配信ですが、世界各国へはDAZNが配信するが、日本国内はLeminoが配信、という報道が出ています。
DAZNが配信して、帝拳系列の解説陣が出張っていって、オフチューブで実況解説を入れるのかな、と思っていましたが、まあそれならいつもどおりです。
今のところ、無料かプレミアムかは不明ですけど。
先日、名古屋で井上尚弥がムロジョン・アフマダリエフを下したのち、大橋秀行会長は、会見や囲み取材で、12月27日サウジでの次戦、その対戦相手や詳細については、まあ事実上決まっているようなものだが、具体的なことはまだ、と濁していました。
しかし、こうして主催者が何もかも、一気に具体的な情報を出しましたんで、近々、国内であるという他の試合ともども、会見などが行われるんでしょうね。
日本側としては来月入ってから改めて、とか思ってたのかもしれませんが。井上尚弥もさすがに休暇中でしょうし。