サウジの「長官殿」もラブコール 兄以上の逸材?堤麗斗、ついにプロ転向



さて、来週に入ると内外で連日、色んな試合が見られる(=見られてしまう)のですが、その前に大きな話題が。
堤駿斗の弟にして、アマチュア9冠の堤麗斗もプロ転向。21日、ABEMAで配信される興行で、A級プロテスト受験とのこと。


気になるのは、プロではフェザー級で活動するというところですね。井上尚弥のことも意識する、という。
確かにアマチュアでは、トーナメントを闘うための体重設定をするので、プロのワンマッチ向けより重めの階級で闘ってきたのでしょうが...。

とはいえ、21年世界ユース、24年全日本と、ライト級(60キロ)で優勝しているのだし、今からさらに身体も出来てくる(そうでないとおかしい)のだから、井上どうこうはもう言わず、自分のことだけ考えていけばいいだろうに、と思います。
今、22歳ですが、今から何年フェザー級でやる(出来る)つもりでいるのかな、と首を傾げてしまいますね。

ここはお父さんの意志もあり、兄の駿斗もデビュー戦から強いのと試合してて、その辺は好ましく思うところですが、色々無理な部分を感じることもあります。
もうちょっと何ごともフラットに、あるがままに捉えて物事を進めていけばいいのになあ、と。


あと、やっぱり兄と同じく志誠ジムとの契約となりましたが、これもどうなんでしょうかね。
井岡一翔引退後の後継として、頼もしくはある兄弟ですが、帝拳と大橋を中心に、古い柵による「分割統治」が、かなりの程度崩れている今のボクシング界にあって、ここだけ異様な独自性があって、どうも気になるところです。


しかし堤麗斗、人によっては、あの兄以上の逸材という評価も聞きます。
何と、あのトルキ・アルシャイフもXを通じてラブコールを送るくらいですから...。

これまでの常識とはまた違う形での、世界への飛躍が実現されるのかもしれませんね。それについては大いに期待です。