無念で苦い「打ち切り」 カシメロ、赤穂戦はノーコンテスト




WOWOWオンデマンド見終えましたが、感想と言っても、何と言って良いものか、という試合でした。


ジョンリエル・カシメロと赤穂亮の対戦は、両者左フック振って入り、目で外し合う、スリルある攻防が見られる。
相変わらず左ボディを突き立てるときはガードがら空きの赤穂に比べ、こちらもラフながらまだ狙いがきちんとあるカシメロが、早々に強振し合う。
どちらも「らしい」闘いぶり。
カシメロは122ポンドでも、あまり様子変わらずでした。

初回3分、元気いっぱいだった赤穂を抑えようとしたか、カシメロが攻めてくる。
右ロングで追われた赤穂、攻め込まれるが左フック?当てて、カシメロがグローブついてダウン。
ダメージはないが、ポイントは失う。

しかしカシメロ、再開後断続的に攻める。赤穂の右アッパー気味のパンチにカシメロが左フック、交錯するがダメージ負ったのは赤穂。
赤穂はロープに追われて打たれ、単発返すが劣勢。
右食ってもつれたところで、赤穂が後頭部を押さえて、試合が中断。

ラビットパンチか?赤穂は相当きつそう。休憩に入るが、かなり経っても足元がふらついている。
何しろ後頭部へのダメージだけに、無理に続行させられるわけもなし。
結局試合が打ち切られ、ノーコンテストとなりました。


この試合、興行の背景を考えれば、赤穂も当然、カシメロにとっても無念の結果で、なんとか試合を成立させたかったでしょうが...こういうこともある、というしかない、のでしょう。
しかしジョンリエル・カシメロ、122ポンドで良いコンディションは作れるし、動きも良く、馬力も変わらずあるところを見せました。
新体制での最初の試合、その点は「証明」した、と言えるでしょう。


赤穂亮は本当に、改めて無念だったというか。
ただ、こうしたアクシデントを招いた要因は、やはり彼の側にもあった、とは思います。
ジョーさんも試合後、一言だけ小さい声で漏らしていましたが、どうしても頭を下げるので、という...。

ただ、それはひとまず置くとして、やっているボクシング自体は相変わらず危なっかしいですが、変えようもない彼自身のあり方を貫いて闘う、その意志ははっきり見えました。
それだけに、勝ち負け以前の「決着」が見たかったし、彼もそれを我々に見せたかったことだろう、と思います。



いろいろ楽しみにしていた試合でしたが、本当に残念でした。
今後どういう展開があるものか、あり得るものか。
赤穂本人のみならず、周囲も含めて、試練の時かもしれませんね。