より強く多く打ち、堅く締めて防げるか 重岡銀次朗、予想不利のリマッチに臨む




そんなことで明日はABEMAで二大タイトルマッチ。今や貴重な無料配信ということもあり、ありがたく見ます。
とはいえ関心は、順番でいえばセミに当たる、IBFミニマム級タイトルマッチ、ペドロ・タドゥランvs重岡銀次朗のリマッチにのみありますが。

両者それぞれ、試合に向けての意気込みを語っています。前王者、重岡銀次朗から。

銀次朗は「自分自身のボクシングも少し変わった感覚がある」と語っていますが、具体的にどうというコメントはなかったようです。

前回の試合内容は、前半からパンチ力、手数、ガードの防御率、大差はないにしても、どの部分でもタドゥランが銀次朗を少しずつ上回り、打ち勝っていく過程で、タドゥランの左ヒットによる銀次朗の眼窩底骨折があり、ワンサイドの展開になった、というものでした。
正直、再戦に向けて具体的に勝ち筋が見えるかというとそうではなく、要はより強く多く打ち、より堅く締めて構えて多く防いで、打ち勝っていくしかない、という話になるのでしょう。その上で、得意の左アッパー、レバーブローが決められれば、という。

今から足使って捌いて、激しく出入りして、とか、全く違うことをやれるかというと、ちょっとなさそうです。
あるとしても、序盤先手を取って優勢に立ち、ダメージを与えられたら、その後の展開次第で、という程度でしょう。


そういう真っ向勝負というか、言えば裏のない攻防で上回れるかどうか。
だとしたら傍目には、俗に言う「面白い」試合は保証されている、のかもしれません。
しかし前回敗れた側の重岡銀次朗にすれば、これほど厳しい試練の一戦はない、とも言えるでしょう。
そして同時に、もしこの試合に勝てたら、それは相当な難事を成し遂げたという意味で、感動的なことだとも。
はてさて、どうなりますか。


王者ペドロ・タドゥランも公開練習で取材対応しています。

何か余裕の構えに見えますね。もちろん、王者の自信ということでしょうが。

しかしアンジェロ・レオ同様、とのことですが、日本の漫画やアニメって、ホントに広範に好まれているんですねー。
「はじめの一歩」ですか。ベタベタの日本人たる私はというと、とうの昔に振り落とされて、もう全然読んでいないというのに。