意外に?謙虚 デュラン様、自身を10位に置く



少し前に見た記事ですが、ロベルト・デュランが歴代王者のトップテンを選出した、というもの。

記事の通り1位アリ、2位フレイジャー、3位マルシアノとヘビー級から始まる。
この辺は現役時代に指導を受けたレイ・アーセルやフレディ・ブラウンらの影響もあるのか。
或いは、少年時代にパナマで見られたボクシングの映像が、アメリカのヘビー級のものが多かったのか。

4位がチャベスというのも、ラテンアメリカの英雄同士でありながら、えらく上に置くんやなあと。
なんなら、ここに自身を置くのかな、と思うくらいで。
で、自らは10位で、その上にレナード、ハーンズ、ハグラーを置いていたりも。

なんか、意外に謙虚な感じ。失礼ながら。
傍目には、見方ひとつでデュラン1位でも「あり」だと思うし、実際、アリやロビンソンよりデュランが上、という見解の評論家も、けっこういると聞きます。
世界上位での活躍期間の長さでは、デュランが一番だ、という評もあるそうですし。

この辺、どういう心境なのだろうかなあ、と思います。
ひょっとしたら、時を置いてまた訊いたら、全然違うランキング出してくるかもしれませんが(笑)



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ところで、以前も別の動画貼りましたが、トップランク社が期間限定で出している過去試合動画(画質の良いのが見られます)で、最近出たのがムーア戦。
何度も語っているMSGでの「復活祭」です。

改めて、まあ巧い。自分より若くて速くて手数も出る相手を、本当に考えられないほど見事に攻略します。
挙げ句、わざと相手コーナーの椅子に座ったり、倒れかけた相手に腕引っかけてさらに打ったり、色々ともう、デュランならでは、デュラン大盛り、という感じ。
ライト級の頃とはまた違った趣きもありますが、天性、野生、天衣無縫なデュランの、禍々しくもチャーミングな魅力溢れる試合ぶりです。






トップランクは最近、ハグラー、ハーンズ戦や、ハーンズ、シールズ戦などの過去動画を出してくれましたが、こういうことはどんどんやっていただきたいです(笑)。
昔の好試合を、良い画質で見られるのは、やはり嬉しいことですので。