岐阜も大晦日/タイトルはともかく/メキシコで健闘/延長戦/長谷川の進退は




年末、大晦日開催のタイトルマッチがまたひとつ発表になりました。
WBOライトフライ級、ドニー・ニエテスがフライ級に転じたため、
空位の王座決定戦が、モイセス・フェンテスと田中恒成の間で行われます

フェンテスは強豪王者ニエテスと過去、1分1敗の選手。
まずは充分、決定戦としてはレベルの高い相手ではないかと思います。
少なくとも「何ソレ」としか思うことの無いようなタイトルマッチとはちょっと違うと。

期日は当初29日、名古屋と出てたのが、大晦日岐阜、で愛ドームになりました。
田中恒成にとっては地元ですね。
過去にはジムの大先輩である杉田竜平や、恩師の石原英康がこの会場で世界戦を闘っています。

「石原先生」の試合は私も会場で見ました。勝ってた試合だったのに、あれは惜しかった...。
田中恒成には、恩師の無念を晴らす勝利を期待します。


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当初はこんなにいろいろと、タイトルマッチが連なるという話では無かったはずですが、
再度発表し直された11月23日、大阪は住吉の興行が、なんだかえらいことになっています。

業者、業界が認めたが、コミッションはまだごにょごにょ、みたいな感じの
WBOアジアパシフィック戦がふたつ、そこに丸田陽七太のユース戦も加わり、
5大タイトルマッチが実現と相成りました。

正直、昔日の東洋王座のように、世界への有力挑戦者たりうるレベルの選手が争奪する
価値の高いタイトルではないことは、誰もが百も承知でしょう。
もっとも、それはOPBFにしてからが同様なわけですが。

ただ、タイトル云々というのを抜きにして見れば、若手、中堅、ベテランがそれぞれに、
見所のあるカードに出る、という意味では、悪く無い興行ではあります。

細川vs大石は国内ランカー対決。リッチーvs太尊は、豪州勢へのチャレンジマッチ。
若い丸田の試合ぶりは、直に見たことないので楽しみです。
向井は世界戦経験のあるインタノンと。坂本は日本4位、木村翔とのランカー対決です。

まあ、厳しく言えばこのくらいのカードを組むのに、大層にタイトルを付けないといかんのか、
という気もしますが、それはこの際、大人の態度で見過ごすとしましょう。
住吉「区民センター」ではなく、住吉「スポーツセンター」にて、当日は観戦しようと思っています。
間違えちゃいかんので、覚え書きとして書いてみました。


個人的にちょっと心配なのは太尊ですね。前戦の韓国人との試合は、非常に不出来...
というか、この内容で負けにならんのか、と思うようなものでした。
それが次にタイトルマッチとは...復調に期待はしますが、なかなか厳しいような気がします。
長身、そしてサウスポーの利点を生かして、突き放して、上手く闘ってほしいですが。


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真正ジムの川島翔平、メキシコであのクリスチャン・ミハレスに惜敗
ていうか、動画見たら、これで負けとはなかなかえぐい、という感じがしました。





全体的に、無理に出ず、さりとて引かず、自分のペースやバランスを崩さないで闘った
川島の確かさが光った試合でした。
ミハレスが再三、わざと横向いて誘い、来たとこを打とうとしているのを、
きっちり無視(笑)しているあたりは、敵地なのに冷静沈着で、感心させられました。
もっとも、その冷静さゆえに、敵地で若干きつめの判定を食らってしまったわけでもありますが。
この辺は難しいところですね。


川島は、真正ジム勢の中にあって、長谷川は別枠として、全体的な完成度でいえば、
ジム随一の存在だと思います。
遠い距離で闘えるときの久保隼のような切れ味には欠けますが、
攻防のバランスが良く、見ていて「据わりの良い」選手ですね。
今回は敵地メキシコで惜敗も、名を上げた一戦でした。

見ていて、久保隼あたりに、こういう形で試練の試合を組むというのも、
悪く無いかなあ、とか思ったりもしました。
懐に入られたら出来ることがほとんどない現状では、当然厳しいでしょうが、
そのような課題を克服するための試練こそ、彼には必要なのかな、と。

ちなみに現地のTV解説の採点は、12ラウンズ中、ほとんど川島優勢になっていました。
肝心の公式採点が、ちとアレでしたが。この内容でミハレスが7つ取っている、とは...。


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まだ現役だったのか、と驚いたプエルトリコの強打、ファンマ・ロペスと
ウィルフレド・バスケスJr.の一戦は、ファンマ11回TKO勝ち

...は、いいのですが、試合後「延長戦」が闘われた、という話です。
その様子がこちら

いかんですな。これはいけません。
まあ、肝心の試合を見ていないのに、これを先に取り上げる自分の行いも、
充分いかんなぁ、と自省はしつつ、紹介してみました。


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最後に長谷川穂積TV出演。関西ローカルの「マルコポロリ」という番組。
以前も長谷川を取り上げたことのある番組で、再現VTRとスタジオでのトークで構成されています。

東野幸治が、意外と言っては失礼ながら、笑いを取りつつも、肝心なところでは
長谷川にしっかり話をさせていることに、ちょっと感心しました。
進退は今月中、と言っていますが、まあそのうちに、ということなのでしょうね。

※公式動画ありましたので張り替えます。これはありがたい。