敗れたが、女子ボクシングに光を当てた 松田恵里ドイツで惜敗、王座統一ならず





昨日の早朝、U-NEXTによるドイツからのライブ配信、女子世界アトム級統一戦は、松田恵里がティナ・ループレヒトにダウンを喫し、判定負けでした。

セミが欧州ヘビー級タイトルマッチか何かで、メインが女子というのには驚きましたが、世界統一戦、しかも中止になったIBF王者山中薫の試合も込みで、4団体統一への運びになっていたという試合らしく、内容的にも目を引くものあり。
初回、ループレヒトの右は、連打の中で実にタイミング良く決まっていて、これはダウンも仕方なし。
その後は松田も反撃しましたが、ループレヒトの精度も高く、競った展開が続いた。終わってみてダウンの分だけ、或いはその印象の分、判定はあちらに行くのもやむなしか、と見えました。

しかし好ファイトでした。場内も盛り上がってましたね。
ループレヒトはホームの大きな声援を受けるだけのものがある選手でした。
そういう相手に松田も健闘したと思います。


女子ボクシングの試合が、それも世界的な大試合が、早朝の時間帯とはいえライブ配信されたことは、女子ボクサーにとっても大きな出来事だったのでしょう。
ホープ和田まどかが、このようなX投稿を。

熱い思いが伝わってきますね。自分だけのことじゃなく、女子ボクシング全体に思いが至るというのは素晴らしいことです。

そういえば女子ボクシングの好カードを並べたLeminoフェニックスバトル、第二弾は行われていませんが、またいずれ期待したいものです。
あれは普段、女子の試合を多くは見ない者の目も、引き付けるものがあるイベントでしたので。