スタンダードの違い

ということで、稲田千賢の世界戦は完敗に終わりました。
パンチ力、体力、連打力、全てにおいて大差のある、つらい組み合わせでした。

今まではリーチの長さと懐の深さだけで、防御の用が足りていたし、
そういうレベルの相手としかやっていなかった稲田ですが、
初めて米大陸のスタンダードとぶつかって、その差を否応なしに知ったことでしょう。

この試合を「世界戦」として見ると、批判のひとつもしたくなりますが、
稲田個人の「試練の一戦」として見れば、批判すべきではないとも思います。

私は稲田に関しては、あまりホープとして買っているわけではありません。
しかし、この試合をきっかけに、体格任せのボクシングでは、米大陸の一流選手には通じないと
稲田本人が痛感し、それを今後の成長につなげられるのなら、
これはとても有意義な試合だった、と言える時がいずれあるかもしれない、とも思います。


しかし、アメリカ西海岸の世界戦イベントを生中継で見られるというのは嬉しいですね(^^)
比国のホープ「ブンブン」バウティスタはすごく生きが良かったし、
アルゼンチンの英雄バリオスの「へ?」って感じの珍しいKOもあり、
メインはバレラ×フアレスの激闘。
長谷川穂積の「も、盛り上がるんちゃいますか」に爆笑しつつ、大いに楽しみました。

ということで、これまた毎度ありがちな本日の結論は

WOWOW、ばんざーい\(^_^ ) ( ^_^)/バンザーイ

であります(^^)