セミの勝者、その今後は 中谷潤人、転級希望を語る






先月のさいたま決戦、セミファイナルにて圧勝した中谷潤人は、今後について語っています
改めて、将来はスーパーフライ級で闘いたい、と明言していますね。
もう、将来じゃなくて次、即座に転級してもいい、と思います。
それこそアルテム・ダラキアンと組めるなら話は別ですが、そうでないなら、と。


ひと昔前なら、なかなかこういうことは言えず、言えたとしても願望であり、王者のまま転級というのは事実上無理でした。
それを思えば昨今は、だいぶ事情が変わっています。
良く言えば選手本意、悪く言えばタイトルの価値下落、と...まあ、物事何でも良し悪しがある、という話ですね。


WBOには、以前、田中恒成井岡一翔に挑戦する際に行使?した、転級即指名挑戦権を付与するという、面白い制度があり、もし中谷陣営が同じことをするなら、井岡はドニー・ニエテスに雪辱したのち、次の指名挑戦期限には、中谷と対戦せねばならなくなる?のでしょうか。
なかなかすんなりとはいかないでしょうが...もし、井岡がニエテスに再び敗れ陥落した場合、中谷が名乗りを上げるというのは、充分にあり得るでしょうね。

それまでに、中谷には115ポンド級で、ノンタイトルでの試合をひとつくらいはこなしておくべきでしょう。
田中恒成の転級は、フライ級まではノンタイトルでの試合が必ずありましたが、スーパーフライではぶっつけ本番で井岡戦に臨み、結果、敗れています。
中谷陣営にとり、非常にわかりやすいお手本ではないか、と思うのですが。


そして、これは欲張りというか贅沢というかファンの勝手というか、出来れば国内にいる上位陣との対戦だったらなあ、とも思いますね。
橋詰将義に田中恒成が挑むカードの勝者や、日本王座三度獲得の中川健太など、良い相手はいくらでもいるわけですし。
もし田中が橋詰を破って、世界挑戦権を賭けて中谷と対戦となれば、下手な世界戦が下駄履いて逃げ出すビッグカードですが...それこそAmazonさん、配信するに足るカードですよ、と呼びかけたいくらいです(笑)。