中谷潤人、6月の西田凌佑戦がWOWOWで放送されるにあたり、スタジオゲストとして出演。
先日は井上尚弥vsラモン・カルデナス戦も放送されていましたが、降霊やなくて恒例の井上尚弥スタジオ出演は、試合日程が迫っているので、今回はなし。
中谷の方は、また次戦が決まっていないので、余裕があるということですね。
で、そこで取材対応があり、中谷が保持するWBC、IBFバンタム級王座を返上する方向である、と本人が認めた、という記事です。
来年(5月頃、連休中ですかね?)にも実現へと動いている、対井上尚弥戦へ向け、まずは段取りどおり、ということでしょう。
これまた、もう噂を通り越して、やることに決まっている?ラモン・カルデナス戦をスーパーバンタム級でのテストマッチとして、それをクリアすれば、晴れて...というところです。
しかし、この段取りどおりに行くかどうか、何も確たるもの、約束されたものはありません。
中谷は転級初戦で、井上尚弥相手に大健闘を見せたカルデナスを下さねばならず、井上とて強敵ムロジョン・アフマダリエフ戦を突破せねばならないわけです。
世界を見渡せば、ひとつの勝ち負け、その意味を軽んじるような再戦契約、ないしは実施の事例が数多、連なりますが、井上や中谷は、そのような筋を外した甘い世界には生きていない。
その事実は、ファンとして誇らしくさえありますね。
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その中谷、先日リング渦に遭い、開頭手術に至ったジムメイト、神足茂利についても言及しています。
とにかく今は祈るしかない。それしか出来ない。誰の想いも同じだと思います。
中谷潤人 緊急開頭手術の同門・神足茂利へ「戻ってきてくれることを祈る」 水抜き減量のリスクにも言及(スポニチアネックス)#Yahooニュースhttps://t.co/cAQp5yRJAg
— takeru ooba (@OobaTakeru) 2025年8月6日
また、関連して、水抜き減量についても。
井上尚弥も同様だと聞いたことがありますが、中谷潤人も減量に苦しんできた選手ではあるものの、水抜きは小幅に留めているとのことです。
上手く行けば体力が温存でき、心身共に負担を軽減できる減量方法ではあるものの、あまり大幅だと計量失格のリスクもあろう、と思っていましたが、それ以外にも弊害があるとなると、やはり大幅な水抜き、それへの依存は避けた方が良い、のでしょうね。
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さて、少し前の情報ですが、先日、書店にて販売されていました。
とりあえず義理買い(←これこれ)してきましたが、ボクシング・マガジン、今年の夏の増刊号です。
ボクシング・マガジンが編集する『栄光の日本スポーツ史 昭和100年シリーズ ボクシング』は8月5日発売。井上尚弥がいて、中谷潤人との対決も間近。百年の豊穣を日本のプロボクシングはどうやって作ったのか。背景を読み解けば、観戦はなお面白い。ベースボール・マガジン社刊。定価1800円。 pic.twitter.com/j8PJ3BGcrK
— ボクシング・マガジン (@boxing_magazine) 2025年7月31日
秋から年末にかけて、日本のボクサーが内外で大きな試合を闘うであろう、その前に、日本ボクシングの100年史、という趣の一冊、じっくり読んでみるのも、良いかもしれません。
新しい世代のファンの方にも読みやすい、かつてのヒーロー達が放った「熱」を感じられる内容ではないか、と思います。是非、ご一読を。