試合に暗雲?明日の計量に違う意味で注目 マルティネス、井岡戦の調印式に出られず




さて、大晦日WBAスーパーフライ級タイトルマッチですが、王者フェルナンド・マルティネスが公開練習に続き、前々日恒例の調印式を「ドタキャン」したそうです。

公開練習をキャンセルした理由は、37.8度の発熱、ということでしたが、今回は「コンディションを整えたい」とのこと。
どのような解釈もあり得るでしょうが、かなり神経質になっていることは確かですね。

良い想像をすれば、熱は下がっていて、体重調整も何とかなるが、念のために寒い空気に触れるのは避けたい、程度か。
悪い想像をすれば、最悪、明日の計量に出るために、なりふり構っていられない状況、かもしれず。

温暖なところから真冬の日本にやってきて、涼しそうな格好で出歩いている様子をSNSにアップしているのを見て、馬鹿なことやっとるな、と思っていたのですが。
インフルエンザなども流行っているようですし、誰か言うて止めろよ、と。
しかし、前回7月に日本で試合して、猛暑のイメージは強烈だったでしょうから、いくら冬といってもここまでではないだろう、と思っていたのかもしれません。

井岡の相手で試合前にドタバタというと、メンタル面に重大な問題を抱え、減量どころじゃなかったといわれるジョシュア・フランコが思い出されますが、これまたえらいことになりました。
明日の前日計量を受けて、何かちょこっと書こうかな、くらいに思っていたら、思わぬ形で要注目の計量になってしまいましたね。

それにしても、調印式、とかなんとか、まあいかにも日本の古き慣習ではあるんでしょうが、健診やら調印やら、計量と一緒に全部やるんですから、まさしくトタバタですね。
ある意味、PR効果は高まるんではないかと。もっとも、無事試合が行われるなら、ですが。
それも「無事」という表現の内実が、どういうものかによりますけども、今はそこまで言うべきかどうかの話ですらありませんね。
はてさて、どないなりますのやら。